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伊能忠敬の測量器具、国宝に…文化審答申(読売新聞)

 文化審議会(西原鈴子会長)は19日、奈良時代の東大寺領荘園を描いた絵図「越中国射水郡(いみずぐん)鳴門村墾田図(麻布)天平宝字三年十一月十四日」や、江戸時代後期の測量家・伊能忠敬(1745〜1818年)が制作した地図や測量器具などを含む「伊能忠敬関係資料」の2件を国宝に、歴史画を得意とした日本画家・前田青邨(せいそん)(1885〜1977年)が描いた「洞窟(どうくつ)の頼朝」など38件を重要文化財に指定するよう文部科学相に答申した。

 また、高知県安芸市にある三菱創業者・岩崎彌太郎(やたろう)(1835〜85年)の生家「岩崎家住宅主屋」など21都府県にある139件(52か所)の建造物と美術工芸品1件を登録有形文化財に登録するよう答申した。

 「越中国射水郡鳴門村墾田図」は、現在の富山県高岡市にあった東大寺領の荘園の土地開発状況を詳細に記した絵図で、759年に作成された。正倉院宝物の絵図と比べても保存状態が良好で、作成当初の状態を残している。

 「伊能忠敬関係資料」は、全国を高い精度で測量し、正確な地図を作成、国土の形状を明らかにした伊能忠敬の事績に関する2345点の資料群。

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